85.閉ざすでなく、無が欲しい |
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死んだ人間に対して行う行動に、時に それが本当に正しいことなのかと疑問を持つ。 もう、記憶の中にしか存在しないからか…。 もう命のない人の意思・想いは自分の中の 想像だけでしかないからなのか…。 捕らえ方は、生きてる人間にとってみれば 人の数だけ、存在するあやふやで答えのないもの。 もういない友達の本当の意思も、今となっては どんだけ待ったところで、答えが出ることのないもの。 「それはエゴだろ?」と人の考えに対して思ったり、 「そうだね、きっとそれがアイツも喜ぶ選択だよ」と 同意することもあったり。 わかんなくなる。 もういない。 あの人もアイツも彼女も彼も…みんな。 死ぬことは生まれた以上、避けることはできないのに… 自然現象なのに…。悲しい気持ちが突然溢れ出す時がある。 割り切れよって言い聞かせても、無理なことがある。 抱えた記憶。生きてる限りは脳に刻まれたまま。 命が終わったら、どうせ無になっちまうのに。 無に出来るなら、楽なんだろうか。 閉ざすでなく、無が欲しい。 手に入らないから、きっと欲しい。 |