83.別の路 |
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辿り着けなかったんじゃないだろ 辿り着こうとしてた意志がどこかで朽ちただけだろ あの場所…と多くの希望を抱え込んでいたはずが、 1つずつ、それを潰していく理由って名の言い訳でくるんだ 否応なしにも食ってく年齢でさえも、その1つにしたんだろ 誰にも平等に時間は流れて行くこと、分かってるはずなのにな 忙しいって言葉を吐いても、それすら楽しめていたはずなのにな いつの間にか、そこにいる自分の中に、僅かな満足を見出して 次第に大きくしていった満足に、食われて止めてしまった足 どんだけ苦しくても、どんだけ血を流すほどの痛みを味わっても 曲げることのなかった意志が、今はどこにも見えないほど埋もれて 今日、明日、1週間後、1年後、ある程度見えている未来に 疑問を持つことなんて、今となっては、脳の片隅にすらないんだろ 前へ上へ 進んでいく楽しさ、歩きにくい道を歩くことには、もう疲れちまったか 悲しい場所に留まってしまったように見えるのは俺から見た状況なんだな 熱はいつか醒めるものだって、また自分の選択に理由をつけてる わからなくないよ、選択するのはいつだって自分自身 俺とお前が逆の可能性だって十分にあったんだってこともわかる だから、もう責めるのはよそう 同じ道を進んでいた同志が別の道をそれぞれ進みだすなんてありふれた話だ 長い時間、多くの可能性、膨大な軌跡を、残せてよかったんだな 寂しさはいづれ薄らいでいくんだろう でも、共有した時間の記憶は、きっと時が経つにつれ美化されていってしまうんだ だから、ここに、この瞬間の本来の俺ら記憶を残しておくことにするよ |